デジャヴ

デジャヴという現象は日常生活でもよくある。

「あ、こんな場面先週見たわ」とか「こいつ昨日と同じこと言ってるな」とか、こういうのデジャヴである。

スポーツの試合ではなぜかデジャヴが起こりやすいなと感じるのは私だけではないだろう。

特に中日の試合に限って言えば、デジャヴなんて物珍しい高貴な言葉でなくて「またか…」の一言に集約されるくらい同じように負けたり、同じように凡退したりする場面がよくある。一昨年から田島が9回裏に東京ドームで投げている場面だとか、去年の神宮球場でのリードして迎える9回裏なんてデジャヴ以外の何物でもない。

昨日8月17日のヤクルト戦でもデジャヴに何度も遭遇することになる。

2死からの不用意な一発、粘って粘ってつかんだ1死満塁からの連続してあっさりした凡退、残塁だけがたまる攻撃…etc

ファンからすれば見飽きたような展開となり、前日のリリーフ陣の奮闘すらかき消されてしまうかのような負けっぷりだった。

しかしそんな中でもかろうじて今日への希望が残った。それは前日に復帰した高橋周平の代打安打だ。

7月16日に帰塁の際に小指の靭帯を損傷しチームを離脱していた、我らのキャプテンが、離脱前までセリーグ首位打者だった周平が、ついに帰ってきたのだ!

もちろん周平1人でどうにかなるほど甘いセリーグのチームじゃない。しかし多少はこれでチームに明るい材料がそろったのは事実である。

周平の完全復活なくしてAクラス入りはありえないので、是非とも離脱前のように獅子奮迅の活躍をしてほしいものだ。