カテゴリーD

歓喜!と…

1993年以降、全国の野球ファンは日本シリーズが終わってもまだまだ野球のニュースからは目を離すことができない。日本シリーズ終了、それはFA宣言の号令でもあるのだ。(そのFA宣言第1号が中日→巨人の落合博満さんであることは有名である。) どれだけあっさり…

25分の1の役割

25人 この数字が何を意味するか、聞いただけでピンとくるものがあればかなりの野球マニアだろう。 25人、それは現在NPBで1軍にベンチ入りできる選手の最大数である。どのチームもこの25人で1試合を戦わなければいけないし、交流戦だろうとCSだろうと日本シリ…

オーバーライト

「何が足りないんでしょうねぇ」 ロシアW杯のベスト16でサッカー日本代表が強豪ベルギーに2-3と惜しくも敗れた試合後に西野朗前日本代表監督は言った。最後の最後、残り20分までは2-0で勝っていたうえで逆転負けを喫した末にインタビューで出た言葉だ。 西野…

希望と絶望 最終章

今日の甲子園での阪神戦を6-3で落としたことで、中日ドラゴンズの今シーズンの5位が確定した。結果としては3年連続での5位となったが去年・一昨年とは違う5位というような受け止めはできるだろう。 しかも金曜日にはマツダでの広島戦で大の苦手のジョンソン…

明日へのマーチ

ナゴヤドーム最終戦、最下位が決定し、若手主体&主力温存していたヤクルト相手とはいえ、12-0で勝つのは見ていて気持ちがよかった。この前の神宮最終戦と合わせてヤクルト戦2試合連続の2桁得点で締めることができたのは今シーズン頑張って球場に通った、テレ…

竜の魂

昨日・一昨日の連敗で中日ドラゴンズのCS進出は完全に消滅した。 まだシーズンが完全に終わったわけではないので、選手・首脳陣への労いの言葉は書けないが、「よく戦ってくれた、お疲れ様」というのが大多数の中日ファンの率直な気持ちだろう。 土曜日まで…

悔しさの先に

昨日のヤクルトvs中日の神宮でラストゲームは館山と畠山の引退試合ということを忘れるくらい中日が打ちまくった試合となった。木下・周平・大島・阿部によるホームランの共演は神宮球場ならではと言ったところか。2桁得点となったのは、8月25日のナゴヤドー…

みんな違ってみんないい

シーズン前半の中日ファンに「最後には巨人戦6連勝して終わるから」と告げたら99.9%の人は「嘘言うな」「寝言は寝て言え」と言われることだろう。事実、自分もそういう言葉を言うであろう人の1人だ。 シーズン中盤まで面白いように巨人相手に勝てなかった。3…

勝利へのこだわり

昨日の中日の先発はドラフト2位ルーキーの梅津。このブログでもたびたび取り上げていた未来の竜のエース候補生だ。 wdg30.hatenablog.com その梅津はほぼ完璧な立ち上がりを見せる。 亀井・田中の1,2番を連続三振に切ってとり、丸にヒットを浴びたものの岡本…

中日の四銃士

与田監督が2019年から指揮を執ることになり、伊東ヘッドコーチ・中村バッテリーコーチ等々の就任も決まってから早くも1年が経とうとしている。 2012年~2018年までの焼け野原に等しいチーム状況を考えれば「ようやっとる」以外の言葉がないくらい2019年の中…

君の名は vol.2

大野雄大のノーヒットノーランから約25時間後、大野雄大の前に中日でノーヒットノーランを達成した山井大介が今日の先発のマウンドに上がった。 全国の中日ファンは前日から大野雄大のあの快投が忘れられず、どこのスポーツニュースでもこの快挙について扱っ…

復活の狼煙

2019年9月14日 中日の大野雄大が史上81人目のノーヒットノーランを達成! この文字列を書くことになるとは昨日の時点で全く予想していなかった、というか予想できていたのはCBCテレビの中日に関するノーヒットノーランの記事を書いた人ぐらいじゃないだろう…

君の名は

かつて中日ドラゴンズには8年連続Aクラス、4回の優勝、初のセリーグ連覇、日本一1回という破格の成績を成し遂げ黄金期を作り上げた監督がいた。 そう、皆さんご存知落合博満さんである。この名称については別途ブログに書く予定なのでそちらで詳しく語ろうと…

本当の戦いはここからだ

9月10日~9月12日まで行われたマツダスタジアムでの広島vs中日の3連戦。 結果は中日の1勝2敗と3カードぶりのカード負け越しを喫した中日だが、鬼門のマツダスタジアムで今シーズン初勝利を挙げたことを考えればかなり善戦していたと考えてよいと思う。実力も…

実力

先週、中日ドラゴンズはジャイアンツ・DeNAという上位2チームとの6連戦を6連勝という誰も想像していなかった形で締めくくった。 「これが1か月前なら」とか、「シーズン序盤にできていれば」なんて声もちらほらTwitterでは聞かれるが、そんな連勝をできるほ…

台風の目

本日9月8日は関東南岸に台風15号が接近していて、JRなどの一部の電車には早くも運休情報が出ているくらい勢力が強いらしい。 台風には必ず「目」という部分が存在し、そこでは風も雲もない一時的な晴れ間が出てくるらしい。この「台風の目」という表現はこの…

窮鼠、猫を噛む

「窮鼠、猫を噛む」という表現がある。 追い詰められたネズミが猫に逆にかみつくということから生まれたことわざである。 9/3~9/5の巨人vs中日の3連戦はまさにこのことわざがピッタリな結果となった。 結果からすれば巨人相手に3年ぶりの3連戦3連勝、しかも…

希望と絶望 第3章

最下位のヤクルト相手に初戦を取りながらも、柳・大野のダブルエースでまさかまさかの連敗で終えた夏休み最後のナゴヤドームでの3連戦。 「ブルーサマーシリーズ」と銘打って発売されていたわけだが、青くなったのはファンでいっぱいのナゴヤドームではなく…

流れ

流れとは恐ろしいものである。 夏の甲子園では何点リードしてようが1つのプレー、1つのミスで流れが変わり大逆転につながることなんて日常茶飯事だし、テニスやサッカーでもワンプレーで流れがガラッと変わりあっさり試合が決まってしまうことも少なくない。…

相性

世の中、どんなものであれ「相性」というものが存在する。これはどんなに数学が発展しようと、天才的な人が確率論を体系化しようと今後ずっと存在し続けるだろう。 我々一般の人でも相性の良し悪しというものがあり、それはスポーツの世界でも例外ではない。…

甲子縁

つい先日、暑い中でもさらに日本中を熱くする101回目の夏の甲子園大会が終わった。 結果としては大阪の履正社高校が星稜・奥川を打ち下しての優勝となり、悲願の初優勝を成し遂げた。 そして甲子園が終わるや否や10月に開催されるドラフトの話も野球ファンの…

粘り

8月23~25日のvs広島3連戦、中日打線は異様なまでの粘りを見せつけた。 一昨日の初戦は宿敵・大瀬良相手に6回2死ランナーなしから一挙4点を奪い、逆転勝ち。 wdg30.hatenablog.com 2戦目の昨日は敗色濃厚の9回3点差から遠藤のタイムリー・京田の犠牲フライ・…

しかえし

「しかえしをしちゃいけないよ」というのは小学校、いや幼稚園や保育園ですら言われることだ。 最近は米中然り、日韓然り、「しかえし」の応酬が激しく、プロ野球でも警告試合が宣言され、その後の2死球で(報復死球とは考えにくいが)2人の退場者が出るほどだ…

ドラフト

ドラフトとは不思議なものである。アメリカのメジャーリーグはドラフトを完全ウェーバー制で行う一方、日本のNPBは1巡目を入札抽選制で行うため毎年多かれ少なかれドラマがある。 あるものは「空白の1日」に振り回され、あるものは大学進学予定から一転巨人…

貫禄

今日の中日vs巨人戦は先発が小笠原と菅野というメディアにとって格好のネタとなる、東海大相模の先輩後輩対決だった。 プロ野球を見ている人ならご存知の通り、もちろん実績は菅野の方が断然上。しかし以外にも直接対決では1度小笠原が完封勝ちしており、今…

希望と絶望 第2章

アルモンテが負傷離脱した翌日、中日ファンはまた新たな絶望に襲われることとなった。正右翼手として去年からチームを引っ張ってきた平田が死球により試合途中で交代したのだ。代わりに出てきたのはなぜか友永…(しかも友永は月曜日に与田監督に見限られたの…

あと少し

勝負の世界とは残酷なものである。 陸上やスピードスケートでは100分の1秒や1000分の1秒、体操やフィギュアスケートの世界では小数点以下の点数、テニスやバトミントンでは1㎜といったほんの少しの世界で1位かどうか、メダルかどうかが決まる。それがその後…

デジャヴ

デジャヴという現象は日常生活でもよくある。 「あ、こんな場面先週見たわ」とか「こいつ昨日と同じこと言ってるな」とか、こういうのデジャヴである。 スポーツの試合ではなぜかデジャヴが起こりやすいなと感じるのは私だけではないだろう。 特に中日の試合…

覚悟

昨日のヤクルトvs中日の試合を見ていた中日ファンは何度も負ける覚悟をしただろう。 ロメロが急に崩れた4回裏、再びおかしくなった5回裏、京田が珍しくエラーをした6回裏、1死満塁から2者連続三振で無得点だった7回表、村上にレフトフェンス直撃のツーベース…

控え

野球は何人の選手でやるスポーツか?と聞かれたら「9人」もしくは「18人」と答える人が大半だろう。 しかし現実に野球の1試合が両チーム合わせて18人、もっと言えば1チーム9人の選手だけで成り立つことは稀なのである。(去年の甲子園のブームとなった金足農…