希望と絶望 第2章

アルモンテが負傷離脱した翌日、中日ファンはまた新たな絶望に襲われることとなった。右翼手として去年からチームを引っ張ってきた平田が死球により試合途中で交代したのだ。代わりに出てきたのはなぜか友永…(しかも友永は月曜日に与田監督に見限られたのかあっさり2軍への逆戻りを命じられている。)
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アルモンテはバッティングでの貢献度は高かったが他の面でチームを助けることはほぼなかった。一方、平田は走攻守すべての面での貢献度が高く、チームへの影響は計り知れないものであった。

事実、平田離脱以降でライトを守った選手の打撃成績は17打数2安打という顔面蒼白の有様だ。遠藤という代走&守備固め1番手の選手か藤井という代打1番手の選手をスタメンで使わなければいけないというのも非常に苦しい。(彼らがそれぞれの控えの1番手でいいのかというのはさておき)

昨日も巨人相手に大野が初回以降はほぼ完璧に抑え、7回2失点で投げ終えたものの敢え無くまたもや1点差の1-2で負け。3連敗となってしまった。

泣きっ面に蜂とはまさにこのことで、3連敗のあとに平田の離脱も発表され、99%の中日ファンの目の前にはドラフト当日の「中日・奥川」の名前しか見えてないだろう。

しかしそんな中でも希望はある。

1つ目は日曜日にスタメン復帰した周平がスタメンでの初安打を放ったことだ。

代打での安打とスタメンでの安打は違う。試合に入りきれ、流れの中で打てたのだからこれからも離脱前のように安打を量産してくれるという淡い期待が胸の中で広がっている。

2つ目は平田の代わりとして石垣が上がってくるということだ。(一応こちらは不確定情報だがほぼ間違いない)

石垣は高卒3年目の選手で、2軍でフルスイングを連発し、守備でも成長著しい様子が2軍戦から見て取れる。石垣への中日ファンへの期待は昨年フレッシュオールスターでMVPをとって以来高まり、今年も6月にファームで月間MVPをとって以来ずっと昇格を待ち望んだファンがかなりいただろう。もちろん自分もその1人である。いきなりナゴヤドームで今シーズン初打席初ホームランを昨年のヤクルト村上のように打つ姿というのも気が早いが目の前に広がりつつある。

これだけの希望がまだ中日にはある。野球が9回3アウトを取るまで勝負がわからないように、シーズンも143試合を終えてみないとわからないぞと思っていたい。