模擬国連⑤

模擬国連シリーズの第5弾です。

もうすぐ1年目のことを話しつくせそうですが、まだまだ続きます。

以下のリンクからあらすじをご覧ください。

wdg30.hatenablog.com

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さて、前回は研究統括を決めるために投票を行うというところまで話しました。

自分はそこまで模擬国連にこれまで深くかかわってきていなく実力がない一方、もう1人は関西大会など大きな大会にも出て、会議で賞をもらったこともあるという実力がある方でした。

当然この2人が投票にかけられれば後者が選ばれるでしょう。

今回の投票の結果も皆さんの想像通りになりました。自分ではない方がちゃんと研究統括として選ばれ来年度の役職に就くことになりました。

そしてそのことをみんなで確認し、役職決めがほぼすべて終わったと思いました。

しかし次の瞬間、信じられないことが起こります。

研究統括になったはずの人は、実は関西大会の副ディレクとして関西大会の会議をディレクと一緒に作ろうとしていました。そしてその申し込みを行った結果がちょうどその日に返ってきて、見事副ディレクとして会議を作ることになったのです。

(注:関西大会は1つの大会ですが、その中で5~7個会議があり、それぞれの会議でディレクや副ディレクが選ばれます。したがってこの前出てきた人が作る会議とは別です。)

さて、この結果どうなるかお判りでしょう。

たった今、研究統括として選ばれた人が自分に対して研究統括をやってくれないかということを言ってきたのです。

自分としても、「はい、そうですね」と易々と受け入れたのではせっかく投票に持っていった意味もありませんし、何よりその前の「出来事」があるので即決できる状況ではありませんでした。

その「出来事」とは、信任された人がその職を降りたいといったときに会長等から猛反発があったことです。(詳しくは模擬国連③を参照ください。)

今回も事情は似ているので、まず研究統括として投票で選ばれた人が辞退するのはいいのかというのを問いました。

するとなぜか今回は「しょうがない」という一言で辞退が承諾される空気でした。

自分の頭の中は「???」となり、ますます同期への失望感があふれていきましたが自分1人ではどうしようもありません。

とりあえず投票で選ばれた人と再び深夜に電話を行い、関西大会の副ディレクというものがどれくらい大変なのか、そして自分がやったほうがこのサークルのためになるのかということを質問し、話し合いました。

その結果として、自分は研究統括になることをいやいやながらも承諾し、翌週には正式に研究統括になったのでした。

おそらく自分が1番研究統括になるのを反対していましたが、その気持ちなどほぼ関係なく半ば強制的に就任しました。自分としては頃合いを見て研究統括を降りてやりたいななんて思ってたくらいです。

かくして長い長い役職決めは幕を閉じたのでした。

   しかし

この先に待ち受ける他の出来事に比べればこの役職決めなんて全然軽いもめ事だったということは自分含め、同期には知る由すらなかったのです。

それでは今回はここまでです。

次回はいよいよ2年生という運営代に入ってからの話になりますのでご期待ください。