模擬国連⑦

さて、今回は春の一日体験会議(通称春一)の準備から話を始めます。

以下のリンクから前回までの内容を見てください。

wdg30.hatenablog.com

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本格的に春一の準備に取り掛かっていくわけですが、春一には通常の会議と違って台本を作るという大きなフロント(会議作成者側の人たち)の仕事があります。この台本作成が会議の成功の鍵を握るので、会議の方針が決まり次第作成に移りました。

しかし、このフロントの3人は自分含めて全員が模擬国連1年未満であり、かつそこまで1年生の時に積極的に模擬国連に参加していたわけでもないという経験の浅い人たちであったため、議論がどのように進んでいくのかの具体的な想像があまり上手くできませんでした。それでも任された仕事を放棄するわけにもいかないし、他の人たちは新歓用の別の準備で忙しいしということで、何とかディレクを中心に台本作成を進めていきます。

実はこのタイミングで運営や春一を揺るがす大事件が起こっていたのですが、その件については春一についての話が終わる模擬国連⑩で述べたいと思います。少々お待ちください。

そしてようやく台本の作成が終わったのが、会議本番の約1か月前というかなりのぎりぎりのタイミングでした。台本作成が終わったので一息できるかというとそういうわけでもなく、早くリハーサルをして穴がないように修正して完璧に仕上げなければいけませんでした。

そのため、リハーサルの日程調整をラインに投げたところ、驚きの出席率の低さ…!心の中で「いやいやみんなこの前のやる気はどうした?新歓の会議一発目にこんなやる気の低さでいいんか?」とか思ってしまうほどでした。ともかく人数は少ないながらもリハを強行することにしました。

そしてリハ当日、本来なら20人超の人がいるはずなのに出席者は10人ほどと少し寂しくなるような中で進めました。

案の定、初心者3人で作った台本は穴だらけ。デリの人たちから「ああした方がいい」「こうするべきだ」という意見を多数もらい、台本を調整することになりました。この直前に起こっていた大事件のこともあり、何かと頭を抱えることが多くなっていってしまいました。

元はと言えば会議を全然知らない自分たちや研究統括である自分が悪いのですが、精一杯作った台本にここまで色々言われるとさすがにイラっとも来るし、憂鬱にもなります。それにただでさえなれない作業で手一杯なのに、「もっと見やすくしてくれ」とか「ここわかりづらいから直してくれ」とか、「それ俺らに頼むことか?」というような要望も多くて、正直言って辟易してました。

とにもかくにも2週間かけて台本の修正を終えた後で、2度目のリハに挑みました。まあこの2度目のリハも出席率はお世辞にも高いとは言えない状況でしたが、やらないわけにはいかないので何とかこなしました。ただし、参加者が少ないので当初想定していたような練習ができず、満足に確認ができたとはいい難い状況でした。

そうこうしてるうちに、いよいよ3月31日になってしまいます。

明日4月1日からは大学全体での新歓が始まりますし、明後日の4月2日には最初の模擬国連についての説明会も行われるということで全員大忙しです。自分たちも春一に向けての最終調整だけでなく、新歓関連で大忙しとなります。

こんなくそ忙しい時期についての話から次回は始めたいと思います。